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藝大21 創造の杜2019 藝大現代音楽の夕べ

藝大21 創造の杜2019 藝大現代音楽の夕べ

2019.6.7

東京藝術大学奏楽堂(大学構内)

詳細はこちら

イベント情報

会期: 2019年6月7日(金)
19:00開演(18:30開場)
会場:東京藝術大学奏楽堂(大学構内)
入場料: 3,000円 全席自由
※就学前のお子様の同伴・入場はできませんので、ご了承ください。
主催: 東京藝術大学演奏藝術センター、東京藝術大学音楽学部
後援: 日本現代音楽協会、一般社団法人日本作曲家協議会
お問い合わせ: 東京藝術大学演奏藝術センター
TEL:050-5525-2300

文部科学省国立大学機能強化事業「国際共同プロジェクト」
藝大21 創造の杜2019
藝大現代音楽の夕べ

今回10回目となる「藝大現代音楽の夕べ」では、大学院音楽研究科修士課程作曲専攻から生み出された学生作品、長谷川葵、藤川大晃による二作と、教員作品として野平一郎の作品、計3曲のオーケストラ作品が初演されます。また藝大作曲科でも指導されていた、今年90歳になられる間宮芳生先生の《チェロ協奏曲》(1975)を演奏いたします。
作曲科では、毎年モーニング・コンサートで4曲、新卒業生紹介定期演奏会で1曲、および隔年の「藝大現代音楽の夕べ」で2曲と、年間5~7曲の学生作品が、プロフェッショナル・オーケストラである藝大フィルハーモニア管弦楽団による、きわめて恵まれた条件で公開演奏されます。これらのオーケストラ作品は教育課程の創作でありながらも、すでに新進作曲家の登竜門である「芥川也寸志サントリー作曲賞(芥川作曲賞)」にノミネートされる等、社会的な注目と評価を受けています。
伝統的あるいは非伝統的であっても、固有の発想の許で創造される学生作品に、従来の民族的、前衛的、アカデミズム、あるいは日本独自の私小説的な表出性といった特定の表徴は、もはや皆無といってもいいかもしれません。「藝大現代音楽の夕べ」は、現代日本の音楽創造の現在を、大学という教育現場を超えて、広く社会・世界に問うものです。

小鍛冶 邦隆(東京藝術大学音楽学部作曲科教授)

 

 

█ 曲目

長谷川 葵 Aoi HASEGAWA:
《 O’clock ~在る兵隊さんのバラッド~ 》 (2018-19 世界初演)

 

藤川 大晃 Daiko FUJIKAWA:
《 for orchestra》 (2019 世界初演)

 

野平 一郎 Ichiro NODAIRA:
《断続する叫び》サクソフォーンとピアノのための二重協奏曲(2019 世界初演)
Cris, double concerto pour saxophones et piano

サクソフォーン:大石 将紀 Saxophones: Masanori OISHI
ピアノ:藤原 亜美 Piano: Ami FUJIWARA

 

間宮 芳生 Michio MAMIYA:
《チェロ協奏曲》(1975)
Concerto per violoncello ed orchestra

チェロ:向山 佳絵子 Violoncello: Kaeko MUKOYAMA

 

指 揮 : ジョルト・ナジ (東京藝術大学音楽学部卓越教授)
Conductor: Zsolt NAGY

管弦楽 : 藝大フィルハーモニア管弦楽団
The Geidai Philharmonia Orchestra, Tokyo

 

 

█ 作曲者プロフィール

長谷川 葵 Aoi HASEGAWA

1995年生まれ、埼玉県出身。3歳よりピアノを、7歳から作曲を始める。埼玉県立浦和第一女子高等学校を経て、東京藝術大学音楽学部作曲科を卒業。在学中に安宅賞、卒業時に同声会賞を受賞。2017年奏楽堂モーニング・コンサートにて「Tri-cercle for Orchestra」が藝大フィルハーモニア管弦楽団(指揮=下野竜也)によって初演される。作曲・編曲活動の他に伴奏ピアニスト、舞台作品の音楽監督としても活動の幅を広げている。これまでに作曲を寺西誠、久行敏彦、土田英介、野平一郎、ピアノを吉倉京子、長瀬賢弘の各氏に師事。現在、同大学院音楽研究科修士課程作曲専攻2年次在学中。

 

藤川 大晃 Daiko FUJIKAWA

1994年京都市に生まれる。京都市立西京高等学校エンタープライジング科を経て、東京藝術大学音楽学部作曲科を卒業。作曲を葛西進、小鍛冶邦隆の各氏に師事。第23回奏楽堂日本歌曲コンクール作曲部門にて一般の部第1位、第17回弘前桜の園作曲コンクールにて一般部門第1位を獲得。同声会賞、三菱地所賞、弘前市長賞を受賞している。現在は東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程作曲専攻に在籍しつつ、日本の伝統的な音楽についての研究も行い、能楽の謡を4年間にわたって学ぶなど実践を伴う調査を続けている。

 

野平 一郎 Ichiro NODAIRA

東京藝術大学、同大学院修士課程修了後、フランス政府給費留学生としてパリ国立高等音楽院で学ぶ。作曲、ピアノ、指揮、プロデュースなど多方面にわたる活動を行う。ピアニストとして、主要オーケストラにソリストとして出演する一方、国内外の名手と数多く共演。また作曲家としてフランス文化庁やIRCAM、アンサンブル・アンテルコンタンポラン他からの委嘱を含む100以上の作品が作曲されている。近年では2016年にモントリオール交響楽団、17年にヴェネツィア・ビエンナーレで委嘱作品が初演。また2018年にはNHK交響楽団との3曲、3年がかりのプロジェクト「静岡トリロジー」の作曲がスタートする。同年8月にはサントリー・ホールにおけるサマー・フェスティバルのプロデューサーをつとめ、自作の室内オペラ「亡命」を自らの棒により世界初演し、大成功を収める。第35回サントリー音楽賞、第44・61回尾高賞、芸術選奨文部大臣賞、2012年紫綬褒章、2018年度日本芸術院賞ほかを受賞・受章。東京藝術大学音楽学部作曲科教授、静岡音楽館AOI芸術監督。

 

間宮 芳生 Michio MAMIYA

1929年6月29日北海道旭川市で、4人兄弟の四男として誕生。父は高等女学校音楽教師。長兄が始めたピアノにならって、4歳の頃からピアノを弾きはじめ、6歳の頃、小さなピアノ曲2曲を作曲。父の転勤に伴い、父の郷里、青森に移り住む。ピアノも作曲も特に師につくことはなかったが、1947年中学卒業後、作曲家を志して上京。まったくの独学で1948年春、旧東京音楽学校(現東京藝術大学音楽学部)作曲科に入学。作曲を池内友次郎、ピアノを田村宏に師事。1952年同校本科卒業。《合唱のためのコンポジション》シリーズ(17作)、および24曲の独唱とピアノのための《日本民謡集》といった代表作群のほか、より前衛的作風の弦楽四重奏曲、前衛ジャズから刺戟をうけた《ピアノ・ソナタ 第2番》などの室内楽作品から、管弦楽作品、映画・テレビ・アニメのための音楽(スタジオジブリ「火垂るの墓」、大河ドラマ「坂本龍馬」など)、さらには今年53年ぶりに再演されたオペラ《ニホンザル・スキトオリメ》など、幅広いジャンルに200以上の作品がある。《チェロ協奏曲》が初演されたフィンランドのほか、ハンガリー、カナダ、ソ連、中国、米国はじめ世界各国のフェスティバル等に招かれ、また作品が演奏されている。1972~1991年東京藝術大学非常勤講師。静岡音楽館AOIの開館から芸術監督を10年間(1995~2005年)務めた。 最新作は、2019年1月27日に世界初演された《女王ざるの間奏曲》である。(編集協力:オーケストラ・ニッポニカ)

 

※スケジュール・曲目・出演者等は都合により変更となる場合がありますので、ご了承ください。