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生駒泰充展 — The Never Ending Story —

生駒泰充展 — The Never Ending Story —

2024.4.19 2024.4.27

京都精華大学ギャラリーTerra-S

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イベント情報

入場無料
11:00〜18:00

京都精華大学芸術学部洋画コースで37年間教鞭をとった生駒泰充の退任を節目に、これまでの画業を振り返る個展を開催します。本展では、油彩や卵テンペラ、アクリル絵具で描かれた100号から200号の大作を中心に紹介します。生駒は「生命の循環」を主要なテーマに、人物や風景、動植物を寓話的に描いた絵画を制作、45年間にわたり美術団体二紀会にて発表を続けてきました。国内外のギャラリー等でも個展やグループ展を多数開催、精力的に活動を行っています。

中学生の時に観たレンブラント展に衝撃を受けて画家を志した生駒は、武蔵野美術大学の油絵コースに入学後、主に写実的な絵画を制作し、西洋の古典絵画技法を研究しました。大学院修了後にスペインの現代画家 Antonio Lopez Garcia、Eduardo Naranjo、Jose Hernandezらの存在を知り、彼らを生んだスペインという土壌を深く知りたいと考え、1985年にスペインに渡りました。復活祭の時期に旅行で訪れたGranadaの墓地に心惹かれ、その地に移住。ある日、墓地裏の崖に放置された人骨を写生した際、重なりあった骨の隙間から可憐な花が咲いているのを発見し感銘を受けました。その出来事が示唆したのは「生命あるものが死に、朽ちて土に還る。そして、その土は養分となって新しい生命を育み、それは繰り返されていく。世界は多様な生命から構成され、生命あるものもまた世界の諸要素から構成される。」という一つの真実でした。仏教の輪廻転生における「個」としての死はないという教えと重なる部分があります。実感を伴った「生命の循環」の気付きは、極めて重要な出来事であり、その後の創作活動の主要なテーマとなりました。本展が、長年にわたって大きな画面に生駒が描き続けてきた「The Never Ending Story(終わりなき物語)」に触れ、世界を巡る見えないエネルギーを想像する機会となれば幸いです。

主催:生駒泰充