]> 東京都 展覧会 文化学園大学 2025.7.16 2025.9.20 今年は第二次世界大戦が終結してから80年の節目の年です。日清、日露戦争下の明治時代後期から昭和20年の終戦まで、約50年の間に起こった戦況や暮らしの変化は、人々の衣生活や着ることの意識を大きく変えていきました。
本展では、戦勝への期待の中で作られた着物、物資不足の節約生活の中で着られたもんぺや国民服、同時期の欧米のドレスやファッション誌、被服協會が調査のために収集したアジア各地の民族衣装などを展示し、戦争が衣服や人々の生活に及ぼした影響を考えます。また終戦後の装いや、平和へのメッセージが込められた衣服なども紹介します。

]]>
愛知県 展覧会 名古屋芸術大学 2025.5.30 2025.6.10
この度、名古屋芸術大学 Art & Design Centerは「Milano Salone Project 2025」を開催します。

2025年4月上旬、イタリアミラノにて開催された国際的な家具見本市 Milano Salone (ミラノサローネ)は世界最大規模として知られ、世界各国のインテリアブランド、メーカーがその年のトレンドとなる新作を発表します。中でも若手デザイナーの登竜門として知られるサテライトエキシビション Milano Salone Satellite 2025に本学の大学院生が審査を通過し出展しました。この度、出展にあたりプロジェクトに参加した4名の学生による準備をはじめ、現地での設営、視察、出展作品を交えた報告展覧会を開催します。コロナ禍を経て、最大の賑わいとも言われる現地ミラノの様子を学生の奮闘も含め、国内では味わい難い現地の空気感を少しでもお伝えできるよう学生自ら工夫し展示しております。
どうぞご高覧ください。

 

Art & Design Center協力企画展 Milano Salone Project 2025

 

 

 

!ワークショップ!
もこもこストラップを作ろう!
6/5(木), 6/6(金) 16:30 ー 18:00

◎プロジェクトメンバー
杉浦 泰偲|大学院デザイン研究科3Dデザイン スペースデザインコース2年
小泉 友理恵・田中 遥乃・藤居 航|デザイン領域 スペースデザインコース4年
坂田 樹|デザイン領域 スペースデザインコース助手
服部 隼弥・西岡 毅|デザイン領域 スペースデザインコース講師

◎アクセス
名古屋芸術大学 Art & Design Center West
〒481-8535 愛知県北名古屋市徳重西沼65
名鉄犬山線「徳重・名古屋芸術大駅」下車、西へ徒歩13分

企画|服部 隼弥(デザイン領域 スペースデザイン講師)・Worldea2024
協力|名古屋芸術大学 Art & Design Center
問合せ|名古屋芸術大学 Art & Design Center West
愛知県北名古屋市徳重西沼65
Tel 0568-24-0325(代表)/0568-24-2897(直通)
Mail adc@nua.ac.jp

 

]]>
京都府 その他 京都精華大学 2025.6.27 2025.8.3 【概要】陶芸家 石黒宗麿の家は、八瀬の端っこにある。石黒さんは、よく縁側に腰を下ろし、庭を見ながら思索に耽っていたという。ここからどんな景色を見ていたのだろう。正面には比叡山の山並み、庭では妻のとうさんが菜園をし、犬たちが駆け回っている。季節ごとに梅や桜、柿、椿が色づき、鳥たちがさえずる。麓の街道に目を向けると、大八車を引く人々や柴を担いだ女性たちが行き交う。
石黒さんのスケッチブックには、そんな八瀬の景色が何枚も描かれている。けれど、その膨大なスケッチを見ていると、八瀬という土地の風土や風習を描きながらも、ここではないどこかの景色を描いているようにも思えてくる。というのも、スケッチの多くは景色を写生したものではなく、皿や壺に合わせた図案へと展開されているからだ。石黒さんは、山あいの八瀬での暮らしを描き留めることで、どこでもない世界を描き出そうとしたのかもしれない。
とはいえ、残されたスケッチを眺めているだけでは、どうして石黒さんがそれらの景色を描いたのかが分からない。そこで、学内外の作家や研究者に声を掛け、石黒さんが暮らした「八瀬陶窯」でしばらく時間を過ごすことにした。家屋や庭の掃除をしたり、縁側に座って地元の方から話を聞いていると、ふいにそのスケッチが描かれた背景が見えてくる。そうやって石黒さんとの対話を重ねていると、いま、ここから見える世界を描いてみたくなってきた。本展では、石黒さんのスケッチをはじめ、陶芸・建築・庭景・集古・玩具という5つのチームが描き出したスケッチたちをお見せしていく。

【参加作家】芸チーム :木村隆(釉薬研究)、田中大輝(陶芸家)、中村裕太(美術家)|建築チーム:惠谷浩子(風景学)、諏佐遙也(模型製作)、本橋仁(建築史家)|庭景チーム:石川知海(御庭植治)、山本麻紀子(アーティスト)|集古チーム:菊地暁(民俗学)、松元悠(版画家・美術家)、麥生田兵吾(写真家)|玩具チーム:尾崎織女(日本玩具博物館学芸員)、軸原ヨウスケ(デザイナー・玩具工芸社)、長友真昭(玩具作家・玩具工芸社)、山名伸生(玩具蒐集家)

【主催】京都精華大学  【助成】公益財団法人三菱UFJ信託地域文化財団

【協力】射水市新湊博物館、京都市左京区役所八瀬出張所、日本玩具博物館、路上観察学会40周年記念事業「路上観察よ いつまでも」

【企画】京都精華大学伝統産業イノベーションセンター、京都精華大学ギャラリーTerra-S

【マンガ】谷本研  【テキスト】中村裕太  【デザイン】仲村健太郎(Studio Kentaro Nakamura)

 

【関連イベント】

オープニングトーク
日時:6月27日(金)18:30–19:30
会場:京都精華大学ギャラリーTerra-S
*申込み不要・無料

なかよしトーク|ビヨンド・ザ・『アウト・オブ・民藝』
ひとびとが日々の暮らしの中から作り上げた民具・民藝・郷土玩具といったモノをめぐって、アートとガクモンのアプローチには、どのような違いがあり、どのような分担や協力が可能なのか?
軸原ヨウスケと中村裕太によるリサーチプロジェクト『アウト・オブ・民藝』から今回の「スケッチーズ」に至る経緯を紹介し、アートとガクモンの理想的距離感を考えます。

日時:7月11日(金)19:00–(18:30開場)
会場:京都精華大学明窓館4F
登壇:軸原ヨウスケ+中村裕太
コメンテーター:角南聡一郎(神奈川大学)
司会:菊地暁定員:60名
共同主催:京都民俗学会
*申込み不要・無料

手仕事の学校1|八瀬の民俗・民家・風景・路上観察
民家や風景、路上から八瀬をみつめるトーク&ワークショップ。民家にみる習慣とものづくり文化や、景観にみる地域の風土についてお話します。
またゲストに林丈二氏をお迎えし、一緒に八瀬を歩くことで、路上に隠れたものの面白さを探っていきます

日時:7月12日(土)13:00–17:00
会場:八瀬陶窯
定員:20名
*要申込み・先着順・無料

トーク1「八瀬の民俗と民家(今和次郎、西山夘三、路上観察、瀝青会)」菊地暁(1時間)
トーク2「八瀬陶窯と八瀬の景観」惠谷浩子(1時間)
ワークショップ「八瀬の路上観察」林丈二(路上観察学会、イラストレーター、エッセイスト)(2時間)
ファシリテーター:本橋仁

>>申込みフォーム:手仕事の学校1
https://forms.gle/RuALYieeL7QoXGtY9

手仕事の学校2|八瀬陶窯の庭・玩具のデザイン
トーク1では、八瀬陶窯の庭の植生を観察し、庭に向けられた石黒さんのまなざしを探ります。トーク2では、かつて八瀬周辺で作られていた麦藁人形や、土人形の源流である伏見人形のデザインについてお話します。ワークショップでは、麦藁と和紙を用いて八瀬の麦藁人形を作ります。

日時:7月13日(日)13:00–17:00
会場:八瀬陶窯
定員:20名
*要申込み・先着順・無料

トーク1「石黒さんのスケッチと庭」山本麻紀子+石川知海(1時間)
トーク2「玩具工芸とデザイン(八瀬の麦藁人形・伏見人形)」軸原ヨウスケ+長友真昭(1時間)
ワークショップ「八瀬の麦藁人形を作る」尾崎織女  (2時間)
ファシリテーター:米原有二

>>申込みフォーム:手仕事の学校2
https://forms.gle/Nv2Vpbym7tmNcD5K6

ギャラリートーク
日時:7月26日(土)14:00–14:30
会場:京都精華大学ギャラリーTerra-S
*申込み不要・無料

]]>
東京都 演奏会 東京藝術大学 2025.9.13 2025.9.13

JAZZ in 藝大 2025
響く、奏でる、揺れる ──

夏の午後、東京藝大・奏楽堂でスイングしませんか?
今年も“JAZZ in 藝大” 華々しく開催です。
この公演のホストを務めて7年目になりました。
小生をここ東京藝大奏楽堂に引き寄せてくれた盟友 須川展也氏、その彼が率いるトルヴェール・クヮルテットは文字通りサクソフォン四重奏団の頂点であります。
そして藝大が世に解き放った怪物・神ドラマー 森山威男氏は、絶大なるアンコールにお応えしての再登場です。
この両ゲストのコラボは展開予測不能。
さらに藝大教授陣からは藤本隆文氏、栃本浩規氏、古賀慎治氏、加えて現役藝大生精鋭たち&東京藝大スペシャルウィンドオーケストラ。
全てを巻き込み組んずほぐれつ、ガンガン参ります!

 

▊曲目
◆SO WHAT
◆LIBERTANGO
◆MY ROMANCE
◆TO THE SKY
◆HACHI
◆SPAIN
◆本多俊之:書き下ろし新曲 他

▊出演

本多 俊之 (Saxophone・MC)
森山威男 (Drums)
トルヴェール・クヮルテット (Saxophone Quartet)
須川展也 (Saxophone / Conductor)
藤本隆文 (Vibraphone)
東京藝大スペシャルウィンドオーケストラ

村本和毅 (Bass)
本多悠人 (Drums)
カニササレアヤコ (笙)
※スケジュール・曲目・出演者等は都合により変更となる場合がありますので、ご了承ください。

▊主な出演者プロフィール

本多俊之 Saxophone
サックス奏者、作・編曲家、東京藝術大学客員教授。1957年東京生まれ。大学在学中の1978年に初リーダーアルバム「バーニング・ウェイブ」を発表、以来チック・コリア、フレディー・ハバード等内外の著名ミュージシャンと共演。日本を代表するサックス奏者である。日本アカデミー賞最優秀音楽賞を受賞した「マルサの女」(伊丹十三監督)をはじめとする伊丹作品群など、作・編曲家としても多才な才能ぶりは良く知られるところ。近作は、連続ドラマのサウンド・トラック「新宿夜戦病院」(’24 脚本:宮藤官九郎)など。現在東京藝大スペシャルウィンドオーケストラとのコラボ最新作を制作中。

森山威男 Drums
幼少期に聴いたジャズの生演奏に魅了され、ドラムに興味をもつ。東京藝術大学音楽学部器楽科に入学。在学時からジャズのセッションに参加し、1969年に結成された山下洋輔トリオに初代ドラマーとして参加。特異なフリーフォームを完成させ3度のヨーロッパツアーで激賞を受けたのちの1975年に退団。1977年からは森山威男カルテットなど、自己のグループで4ビート・ジャズに回帰。文化庁芸術祭賞レコード部門優秀賞、ジャズ・ディスク大賞、南里文雄賞を受賞。2001年から可児市文化創造センターで「MORIYAMAJAZZ NIGHT」を毎年開催。1000人の聴衆を集め地元の文化活動に貢献している。2017年に著書『スイングの核心』を発表。

トルヴェール・クヮルテット Saxophone Quartet
1987年に須川展也・彦坂眞一郎・新井靖志・田中靖人により結成された、世界トップレベルのサクソフォン四重奏団。結成30周年を迎えた2017年、神保佳祐がメンバーに加わった。「個性と融合」をコンセプトに、クラシックからオリジナル編曲まで多彩なレパートリーを誇る。2000年には日蘭国交修好400年記念演奏会に招かれ国際的な評価を高めた。EMIを中心に録音多数、「マルセル・ミュールに捧ぐ」(2001)で文化庁芸術祭大賞を受賞。ボーダレスな活動内容が幅広い層に圧倒的な支持を得ており、その音楽性と驚異的な技巧によるアンサンブルは、世界最高峰のサクソフォン四重奏としての評価を揺るぎないものとしている。

須川展也 Saxophone / Conductor
日本が世界に誇るクラシカル・サクソフォン奏者。国内外の著名オーケストラと多数共演。またウィーンのムジークフェラインをはじめ30ヶ国以上で公演やマスタークラスを行っている。東京藝術大学卒業。第51回日本音楽コンクール、第1回日本管打楽器コンクール最高位受賞。2002年NHK連続テレビ小説「さくら」テーマ曲演奏。トルヴェール・クヮルテットのメンバー、東京藝術大学招聘教授、京都市立芸術大学客員教授。

藤本隆文 Vibraphone
東京音楽大学卒業。「打楽器四重奏団SHUN-KA-SHU-TOH」のメンバーとして、ルクセンブルク国際打楽器コンクール第2位。ジュネーヴ国際音楽コンクール打楽器部門第2位。日本管打楽器コンクール打楽器部門第2位。神奈川フィルハーモニー管弦楽団首席ティンパニ奏者を経て、現在東京藝術大学音楽学部教授。ヴィブラフォンやマリンバによる「ジャズをベースにした」即興演奏の分野にも活動範囲を広げている。

東京藝大スペシャルウィンドオーケストラ
東京藝術大学音楽学部管打楽専攻の現役学生の精鋭たちに、栃本浩規教授や古賀慎治教授も参加して、本公演のために特別編成されたウィンドオーケストラ。

]]>
東京都 展覧会 東京藝術大学 2025.10.7 2025.11.3 東京藝術大学は、その前身である東京美術学校の開校前から135年以上にわたり、学生の学びに役立つものを古今東西を問わず収集するという方針のもと、作品や資料の収集を進めてきました。そのなかには、歴代の教員や学生の作品、教材なども数多く含まれており、現在では約3万件を超える充実したコレクションとなっています。

「藝大コレクション展2025」では、先人の作品に向き合い、描き写すことで深まる”学び”のかたちに光をあてます。コレクションを代表する優品とともに、模写やスケッチなど、これまで紹介される機会の少なかった作品や資料を新たな視点で紹介し、作家たちがどのように名作に学び、自らの表現を模索してきたか、その歩みにも迫ります。

展覧会構成
名品と対話する秋
《絵因果経》や《小野雪見御幸絵巻》、尾形光琳《槙楓図屏風》などの古画の名品をはじめ、橋本雅邦《白雲紅樹》、令和5年度に修復を終えた高橋由一《花魁》などの近代美術の代表作を展示します。また、彫刻家・平櫛田中(1872−1979)が学生教育のために蒐集した「平櫛田中コレクション」など、退任する教員が今後の教育・研究への貢献を願って寄贈した作品も紹介します。

主な出品作品
《絵因果経》(国宝)、《小野雪見御幸絵巻》(重要文化財)、《菩薩立像》(重要文化財)、尾形光琳《槙楓図屏風》(重要文化財)、橋本雅邦《白雲紅樹》(重要文化財)、高橋由一《花魁》(重要文化財)、柴田是真《千種之間天井綴織下図》、平櫛田中《鏡獅子》、平櫛田中《鏡獅子試作》

令和の新収蔵品
本学では、退任する教員の記念展を大学美術館などで開催する伝統があり、教員が自作を寄贈することもあります。これらの作品は、教育と創作の場としての本学の意義を示す貴重な資料です。今回は、令和元年度から令和5年度(2019-2023)に退任した教員の寄贈作品を収蔵後初めて展示します。

出品作品
手塚雄二《夢模様》、北郷悟《床屋の森》、坂田哲也《わたしの肖像》、上原利丸《振袖 松竹梅・廻》、保科豊巳《雨の記憶》

特集1 小場恒吉「日本文様史」図版資料
東京美術学校で「日本文様史」を教えた小場恒吉(1878-1958)は、国内外の考古資料や古美術品の膨大な実地調査と緻密な模写を行い、文様史学の礎を築きました。令和5年度に新たに収蔵された小場の講義用資料集から、小場が構想した文様変遷の展開を読み解きます。

主な出品作品
小場恒吉《小場恒吉「日本文様史」図版資料》、小場恒吉《彩色手箱》、《広東錦》(重要文化財)、《金錯狩猟文銅筒》(重要文化財)、小場恒吉《金錯狩猟文銅筒文様展開図》

特集2 「うつしてまなぶ」
先人の作品を「うつす」という行為は、古今東西の芸術家たちが自己研鑽のために行ってきた学習方法の一つです。こうした「まなぶ」ための模倣の成果は、豊富な図像を後世へ伝承していくことに繋がり、それらは創造の源泉として昇華されました。本特集では、狩野派ならびに住吉派の模本・粉本、西欧古典絵画の模写をはじめとする教育資料に焦点をあてつつ、名画に学んだ画家たちの取り組みを紹介します。

主な出品作品
狩野常信《鳳凰図屛風》、狩野常信《狩野家縮図》、《麻布一本松狩野家資料》、《住吉家粉本》、和田英作《受胎告知》、本多錦吉郎《占い》、中丸精十郎《弓手》、大河原典子《薬師寺蔵国宝「吉祥天画像」現状模写(麻布)》、福田美蘭《秋-悲母観音》

]]>
東京都 演奏会 東京藝術大学 2025.10.4 2025.10.5

◆ご挨拶
「藝大オペラ定期公演」は今年で71回を迎えます。多くの方の厚いご理解とご支援をいただき、1956年に開催した第1回公演G.ヴェルディの《椿姫》から現在に至っております。今年も皆様への深い感謝と共に、今成し得る限りのものを皆様にお届けいたします。
今秋、藝大奏楽堂にて奏でられる演目は第58回目以降久しぶりの上演となる、モーツァルト作曲《ドン・ジョヴァンニ》です。稀代のプレイボーイ「ドン・ジョヴァンニ」と、彼を取り巻く個性豊かな登場人物たちによるこの物語は、娘を誘惑してその父親を殺し、石像として現れた父親の幽霊に地獄へ連れていかれる”ドン・ファン伝説”をもとにしています。
ドン・ジョヴァンニが迎える最期は果たして悲劇なのか、喜劇なのか。モーツァルトの壮大な音楽と共に、ぜひ皆様の目でご覧ください。

東京藝術大学大学院音楽研究科オペラ専攻

W.A.モーツァルト ドン・ジョヴァンニ
台本/L.ダ・ポンテ
イタリア語上演・字幕付き(全2幕)
指揮・フォルテピアノ/園田 隆一郎
演出/今井 伸昭

◆第1日 2025年10月4日(土)
Cast
ドン・ジョヴァンニ:新町 佳風
騎士長:清水 宏樹
ドンナ・アンナ:岡本 なつみ
ドン・オッターヴィオ:大野 利貴
ドンナ・エルヴィーラ:水野 菜津子
レポレッロ:大川 博
マゼット:外崎 広弥
ゼルリーナ:押見 理沙

◆第2日 2025年10月5日(日)
Cast
ドン・ジョヴァンニ:須田 龍乃
騎士長:髙崎 翔平
ドンナ・アンナ:野田 萌々
ドン・オッターヴィオ:齋藤 傑
ドンナ・エルヴィーラ:松岡 なつ美
レポレッロ:渥美 史生
マゼット:佐橋 潤
ゼルリーナ:遠藤 更

合唱:東京藝術大学音楽学部声楽科オペラ実習Ⅰ履修生
管弦楽:藝大フィルハーモニア管弦楽団

◆STAFF
♢美術 鈴木 俊朗 ♢照明 稲葉 直人((株)A.S.G) ♢衣裳 西原 梨恵 ◇振付 市瀬 陽子
♢音響・収録 東京藝術大学音響研究室 ♢字幕 本谷 麻子 ♢舞台監督 村田 健輔((株)ザ・スタッフ)
♢演出助手 小野寺 東子 ♢美術助手 佐藤 みどり ♢合唱指揮 粂原 裕介 ♢副指揮 佐藤 宏充
♢コーチ 江澤 隆行 平塚 洋子 山口 佳代 ♢コレペティートル 城谷 正博 ♢原語指導 E.アリエンティ

◆STORY
17 世紀、スペイン。
~第1幕~
スペインの貴族であるドン・ジョヴァンニは、女性であれば誰でも口説き自分のものにする伝説の色男。今宵も従者であるレポレッロに見張りをさせて、ドンナ・アンナの家に忍び込むが、運悪く失敗。助けを呼ぶ娘の声を聞きつけ、父親である騎士長が現れるが、ドン・ジョヴァンニと決闘の末、刺し殺されてしまう。ドン・ジョヴァンニはレポレッロとともにその場を立ち去るが、ドンナ・アンナは婚約者であるドン・オッターヴィオと共に父親の復讐を誓う。
逃げ延びたドン・ジョヴァンニは、街で別の女性に声をかける。しかし、その女はかつて3日間だけ恋人だったドンナ・エルヴィーラだった。捨てられたことを怒る彼女をレポレッロに押しつけて、ドン・ジョヴァンニはまたもやうまく逃げ出す。
次の標的は、ある村で農夫マゼットと結婚式を挙げていた娘ゼルリーナ。ドン・ジョヴァンニは村人全員を自分の邸宅に招待して豪華な宴会を催し、その上で、彼女をこっそり頂こうという手筈を整える。しかし、あと一歩でゼルリーナをものにできるというところへ、ドンナ・アンナ、ドン・オッターヴィオ、そしてドンナ・エルヴィーラの3人が現れ、彼の悪行を暴露する。ドン・ジョヴァンニとレポレッロは、その絶体絶命の窮地を何とか切り抜け、逃げ去るのだった。

~第2幕~
ドン・ジョヴァンニは全く懲りることもなく、レポレッロと服を交換し、今度はドンナ・エルヴィーラの侍女を誘惑しに出かけてしまう。一方、ドン・ジョヴァンニの服を着せられたレポレッロは、本人と勘違いされたままドンナ・エルヴィーラと逢引きすることになり、愛を求めて迫る彼女を振り切ろうとしている内に、またもやドンナ・アンナ達に取り囲まれる事態に。命からがら逃げ出したレポレッロは、墓場でドン・ジョヴァンニと落ち合うが、そこにはあの騎士長の石像が立っていた。ドン・ジョヴァンニが反省もせずに侍女との出来事をレポレッロに話していると、なんと石像が口を開き、語りかけてくる。しかしドン・ジョヴァンニは、不敵にもその石像を夕食に招待するのだった。
その晩、豪勢な食事を楽しむドン・ジョヴァンニの元に、ドンナ・エルヴィーラが訪れ、改心をするように懇願する。彼女の必死の叫びも虚しく非情に追い払うドン・ジョヴァンニ。すると、ドアを叩く大きな音が聞こえ、騎士長の石像が現れる。騎士長はドン・ジョヴァンニへこれまでの行いを悔い改めるよう求めるが、彼はその要求を頑なに拒否する。何度も断り続けるドン・ジョヴァンニに「時間切れだ」という言葉を残し、騎士長は去る。その瞬間、ドン・ジョヴァンニは体の内外から業火に包まれ、地獄の底に引き摺り込まれてしまうのだった。

※スケジュール・出演者等は都合により変更となる場合がありますので、ご了承ください。

]]>
東京都 展覧会 文化学園大学 2025.10.6 2025.11.4 文化学園大学 国際文化学部 国際ファッション文化学科では、卒業研究として、毎年、ファッションとパフォーミングアーツの融合を目指した舞台を企画制作する「卒業イベント」を行っています。実際の公演で着用した舞台衣装作品を中心に展示します。

]]>