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令和4年度 全国研修会レポート [テーマ別実践研修]
高等学校芸術科書道 [高書2]:実施担当 愛知教育大学

研修概要

日程:令和5年2月13日(月)
講師:鍋島稲子(台東区立書道博物館)、加藤眞太朗(愛知県立松陰高等学校)、衣川彰人(愛知教育大学)
受講者数:34名(定員40名)

テーマ

書道教育における鑑賞の授業の工夫:
知的財産権を踏まえた鑑賞指導の在り方

 

研修会の内容

テーマを「書道教育における鑑賞の授業の工夫 ―知的財産権を踏まえた鑑賞指導の在り方―」として、知的財産権に配慮した鑑賞の授業を行う際に必要な知識とその授業方法について知見を広げるための二つの講習と研究協議を行った。

一つ目は、「文化財と知的財産権」と題して、博物館主任研究員の視点から、知的財産権を踏まえた授業の構想と実施について約40分の動画による講義と約20分にわたる質疑応答を行った。

二つ目は、現職教員による「書道Ⅰにおける知的財産権に配慮した鑑賞の授業」をテーマとした模擬授業風景の動画配信(約30分)と講義(約40分)を行った。講義では、学校教育の中での知的財産権の取り扱いのほか、学習指導と評価についての解説を行い、その後、約50分の質疑応答と研究協議を行った。

参加者からは、授業の際の知的財産権の発生についてや留意点、授業内で活用したICT機器の使用方法や留意点、生徒の反応などについての質問や意見が出された。授業者からの回答とともに、教科調査官からも指導と助言をいただき、知的財産権や新学習指導要領と評価方法、ICTの効果的な活用についての理解を深めた。

研修の最後に、改めて教科調査官から、知的財産権の取り扱いや、新学習指導要領の趣旨や指導と評価について理解を深めるとともに、指導方法等の工夫と改善に取り組む上で必要となる資質・能力を養うための指導と講評をいただき、全日程を終了した。

 

 

実施スケジュール

時間 内容 研修形態(方法)
9:30〜11:45 開講式、全体研修、理論研修(教科別:文化庁による進行) オンライン
13:00〜13:10 オリエンテーション(趣旨説明と日程説明) オンライン
13:10~14:00 研究員(学芸員)による知的財産権を踏まえた
鑑賞の授業についての講義と質疑応答
オンライン
14:00~15:10 現職教員による鑑賞の授業実践報告 オンライン
15:10~15:20 休憩 オンライン
15:20~16:10 質疑応答と研究協議 オンライン
16:10~16:30 教科調査官による全体講評 オンライン
16:30~16:40 閉講式 オンライン