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令和2年度 全国オンライン研修会レポート [テーマ別実践研修]
中学校音楽・高等学校芸術科音楽:実施担当 徳島文理大学・東京藝術大学

研修概要

日程:第1回  令和2年12月3日(木)、第2回  令和3年2月22日(月)
講師:藤原道山(尺八演奏家、徳島文理大学客員教授)
受講者数:第1回  77名、第2回  45名(定員 各40名)

テーマ

「我が国の伝統音楽」の鑑賞に関する教材や指導法、授業展開の視点と方法を探究する

 

研修会の内容

講師に迎えた藤原道山氏は、古典から現代曲まで幅広いレパートリーをもち、また、他ジャンルとのコラボレーションを積極的に行うなど、ジャンルの垣根を超えて活躍するプロの演奏家である。オンラインでの開催となった今回の研修会では、我が国の伝統音楽の「鑑賞」に焦点をあて実施した。

「我が国の伝統音楽 鑑賞のポイント」では、尺八だけでなく雅楽や箏曲、三味線、能楽と歌舞伎など、日本音楽の様々な種目の特徴や歴史的背景が解説され、プロの演奏家ならではの視点で音楽の魅力、聴きどころ、聴かせ方等が提案された。また、受講者からは日本音楽における「間」の考え方や唱歌について等、実際の授業で取り扱われる内容に対する質問が多く出され、藤原氏が生演奏や身振り手振りを交えて解説した。

「講師による授業実践(アウトリーチ)を例に授業づくりに生かせる視点と方法を考える」では、講師自身が中学校で行った実践(音楽鑑賞アウトリーチ)が紹介され、受講者も同じ内容を体験した。実践での生徒のワークシートのコメントも取り上げられ、授業で我が国の伝統音楽を扱う際の視点と方法について意見交換がされた。

受講者の多くが我が国の伝統音楽に対して苦手意識や知識不足を感じている様子であったが、受講者アンケートに「実践者に語られると(内容に)真実味が増す感覚だった」という記述があったように、第一線で活躍するプロの演奏者の生きた言葉として解説された内容は、受講者の知識を広げ、深めることにつながったと考えられる。藤原氏は受講者へ「まず先生自身が日本の伝統音楽に触れて、その経験値を増やし、好きになってください」と語りかけていた。授業の工夫と改善、さらなる充実に向けて、教師自身が演奏家の目線と感性に触れながらその音楽の魅力を発見することができた点に、本研修の成果があると言える。

 

実施スケジュール

時間 内容 研修形態(方法)
13:00〜13:10 研修前の操作確認・オリエンテーション リアルタイム
13:10〜14:10 我が国の伝統音楽 鑑賞のポイント 動画視聴

リアルタイム

14:10〜14:30 質疑応答とディスカッション リアルタイム
14:30〜14:45 休憩
14:45〜15:30 講師による授業実践(アウトリーチ)を例に

授業づくりに生かせる視点と方法を考える

リアルタイム
15:30〜16:00 質疑応答とディスカッション リアルタイム