日程:第1回 令和2年12月3日(木)、第2回 令和3年2月22日(月)
講師:寺井剛敏(金沢美術工芸大学)、桑村佐和子(金沢美術工芸大学)、アシスタント 4名
受講者数:第1回 6名、第2回 8名(定員 各20名)
デザインから考える図画工作
前半では、デザイナーの仕事での思考方法についての講義①、②を行い、実際のデザイン現場で考えられているレイアウトや見立てのツボについて、事例を示しながら教授された。休憩を挟んで、講義③ではアイデアのツボについて、大学教育で学生たちが取り組んでいる内容に受講者にも挑戦してもらいながら、デザインの7つのコツを体感してもらい、実際のアイデアの出し方やデザインを評価する観点の理解の深化を目指した。
後半では、授業の一つのアイデアとして「〇〇なトラのお面をつくろう!」と題して、身近にある材料を用いて自由にアイデアを出してみる演習を行った。受講者には授業を受ける立場で大いに創造性を発揮してもらった。
第2回の研修会では、参考作品を制作した学生たちにもアシスタントとして参加してもらい、受講者全員が作品を見せながら制作意図を説明するなどして、他の人のアイデアを鑑賞した。
最後に今回の講義・演習内容を実際の授業でどのように実現できるのか、デザインの視点から図画工作の評価をどのように考えるかなど、ディスカッションや情報交換を全体で行った。その際、講師への質問や自校での取組の紹介などもあった。
時間 | 内容 | 研修形態(方法) |
13:00〜13:10 | 機器の接続確認、オリエンテーション | |
13:10〜13:55 | デザイナーが考える思考について 講義①レイアウトのツボ、講義②見立てのツボ 講義 |
講義 |
13:55〜14:00 | 休憩 | |
14:00〜14:50 | 講義③アイデアのツボ(7つの小演習を含む) 演習 課題内容の説明 |
講義、ワークショップ、(演習) |
14:50〜15:15 | 各自でのお面の制作(休憩を含む) | 演習 |
15:15〜15:35 | 演習 各自の課題発表 | 演習 |
15:35〜16:00 | 講義内容と演習での体験を通して、 図画工作の内容と評価について、情報・意見交換 |
ディスカッション |