日程:令和4年12月15日(木)
講師:小林貴史(東京造形大学)、首藤幹夫(東京造形大学)
受講者数:13名(定員20名)
あかりがつくる造形活動:
伝統芸能としての影絵から主体的・対話的で深い学びのある授業づくりへ
・影絵の歴史的成り立ちや伝統芸能としての地域とのつながりについてスライドをもとに確認しました。
・影絵の上演を鑑賞し、闇の中であかりが生み出す表現の美しさを味わうとともに影絵の仕組みを理解しました。参加者は暗闇に浮かび上がる影絵にさまざまな工夫を見出していました。
・絵の下絵を紙に描き、それをもとにプラスチック版にマジックで彩色していきました。投影される像をイメージしながら、あかりを透過させない部分は黒く塗りつぶしました。
・描いた絵を種板に張り付け、投影の準備をしました。
・風呂に種板を入れ、幕の裏側から投影しました。像が写し出された瞬間には、驚きと喜びの声が上がりました。
・風呂の操作による表現の工夫をいろいろと試しながら、活動としての可能性を探りました。
・影絵の体験をもとに小学校図画工作科において主体的・対話的で深い学びを大切にした授業の構造や具体的な指導の手立てについて、ホワイトボードに書き出しながらグループごとに検討しました。参加者一人ひとりが積極的に発言し、授業づくりへむけて実践的な話し合いが進められました。
・グループごとに話し合ったことを発表し、題材としての可能性と授業づくりへ向けての創意工夫を共有しました。短い時間でしたが、各グループとも内容の濃い発表となり、全体でもそれらを共有することができました。
時間 | 内容 | 研修形態(方法) |
9:30〜11:45 | 開講式、全体研修、理論研修 (教科別:文化庁による進行) |
オンライン |
13:00~13:30 | 影絵の実演の鑑賞 | 参集 |
13:30~14:20 | 種板にはめる絵の制作 | 参集 |
14:20~14:50 | 風呂を使って制作した絵の投影 | 参集 |
14:50~15:00 | 休憩 | 参集 |
15:00~15:45 | グループごとに影絵をもとにした授業づくりの検討 | 参集 |
15:45~16:00 | 授業構想の発表・ふりかえり | 参集 |
16:20~16:40 | 全体講評(教科別:文化庁による進行) | オンライン |