日程:令和5年12月14日(木)
講師:常田泰由・山田 猛(東京造形大学)
受講者数:14名(定員 20名)
ミニアートブック制作から題材開発へ
― 表現と鑑賞及び言語活動、右脳と左脳との往還から ―
概要
絵画専攻領域教員によるミニアートブック制作を通して、個及び他者との関わりをもった表現活動を行い、教職課程教員及び絵画専攻とのTTにより、表現と鑑賞、右脳と左脳、創造と破壊、描画と言語活動、生徒と指導者の視点等、それぞれの往還によるスパイラル的なイメージ生成を目指し、新たな視点や気づきを生み出すための授業デザインや、題材開発を目指した制作と鑑賞、及びグループ討議による題材開発の議論を行なった。
活動の流れ
レクチャー①
教職担当による、本日の研修の導入として、右脳と左脳の往還の重要性に関するレクチャー及びアイスブレーク的活動を行ない、その後全国各地からの参加者同士が昼食を挟んで和やかな交流が見られた。
レクチャー②
絵画担当による創造と破壊に関するレクチャー。
演習①
形や色彩による表現活動を展開した。
〈描く〉
〈切る〉
〈並べる〉 〈選ぶ〉
〈交換する〉
〈綴じる〉
等の表現活動を、個人制作及び他者との関わりの往還を通して、ミニアートブック制作を行った。
レクチャー③
教職担当により、グループ別討議に向けて、視点の提示を行なった。
演習②
[創造と破壊][個と他者]の往還による表現を振り返りつつ、グループ別に鑑賞活動やプレゼンテーションを行なった。
その後、授業デザイン及び題材開発に向けてのグループ討議へと展開し、[表現と鑑賞][描画と言語活動]の往還による[右脳と左脳]の活性化について議論を深めていった。
本日の研修を通して得られた生徒としての制作体験をもとに、新たな視点や気づきについて共有し、本題材の展開・発展や、表現と鑑賞及び言語活動、右脳と左脳との往還による新たな授業デザインや題材開発に向けての活発な議論が行なわれた。
「創造したものを破壊することで、新たな視点や気づきが得られことがある。」という点や、「右脳と左脳」等、様々な往還により活性化されることを採り入れて授業をデザインする事で、スパイラル的に高まって行く可能性について活発な議論が見られた。
時間 | 内容 | 研修形態(方法) |
9:00~9:30 | 受付 | 各自 |
9:30~10:45 | 開講式・理論研修 | 動画視聴/参集 |
10:45~11:00 | 休憩・会場移動 | |
11:00~12:00 | オリエンテーション、レクチャー①、制作活動導入 | 参集 / 受講 |
12:00~13:00 | 昼食 美術館等構内施設見学 | 各自 |
13:00〜14:45 | レクチャー② 演習①ミニアートブック制作 |
参集 / 制作 |
14:45~15:00 | レクチャー③ | 参集 / 受講 |
15:00~16:40 | 演習② 鑑賞及び討議 | 参集/ グループワーク |
16:40~17:00 | 振り返り | 参集/ 全体 |
17:00 | アンケート提出後、研修終了 |