令和6年度 全国研修会レポート [テーマ別実践研修]
中学校美術科・高等学校芸術科(美術)[中高美4]：実施担当 金沢美術工芸大学

研修概要

日程：令和6年12月9日（月）
講師：畝野裕司・桑村佐和子（金沢美術工芸大学）
受講者数：18名（定員 20名）

テーマ

折り紙建築によるデザインプロセスの理解を深める授業の展開

研修会の内容

今回の研修では、企業のデザイナーの仕事を紹介し、美術科で学ぶデザインが社会でどう役立っているかを理解することを目的としました。
さらに、大学の演習で行なっているワークショップを体験し、その体験を中学・高校の美術授業にどう活かすかを考察しました。
1. ディスプレイデザインの学習
企業のデザイナーの仕事を題材に、ディスプレイデザインの実例を紹介し、空間デザインの基本を学びました。デザインが空間の印象や機能に与える影響について理解を深めました。
2. 折り紙建築・幾何学ワークショップ
折り紙建築の基本技法を体験し、手を使ってデザインを形にするプロセスの重要性を学びました。
また、幾何学パターンを作るワークショップでは、生徒が楽しみながら学べる実践的なアプローチとしての有効性を確認しました。
3. 美術授業への応用
これまでに体験した内容をもとに、中学美術や高校美術での授業展開についてグループで話し合い、全体で共有しました。実際の現場での課題や日頃の実践について意見交換を行い、各グループの発表に対して講師からも補足情報を提供しました。

実施スケジュール