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令和元年度 地区ブロック研修会レポート(東海・北陸地区)高等学校芸術科・書道(実施担当:愛知教育大学)

研修概要

日程:令和元年12 月10日(火)、12月24日(火)
会場:12月10日:徳川美術館、12月24日:愛知教育大学
講師:吉川美穂先生(12月10日)、豊口和士教科調査官、川瀬英幹先生、三浦拓眞先生(12月24日) 計4名 (アシスタントの人数:12 名)
受講者数:14名(定員20名)

 

研修会の内容

愛知教育大学が担当し実施した本地区ブロック研修会は、2県2市の教諭等 合計14名の高等学校芸術科(書道)の担当教員等が参加し実施された。

10日<第1日目>

1日目は、徳川美術館にて、書作品の鑑賞と、吉川美穂先生(徳川美術館学芸員)による作品解説のほか、作品展示や鑑賞の方法について講義いただいた。書の歴史を踏まえたうえで、作品展示する際にどのような工夫がされているかや、展示された作品を鑑賞する際の心得や方法などについて知見を広めるとともに、質疑応答を通して、美術館と連携した鑑賞教育の在り方についても研究協議を行った。

 

 

 

 

 

24日<第2日目>

2日目は、①徳川美術館にて鑑賞した書作品への理解を深めながら、表現へと展開する実践例と、②身近な文字文化である活字フォントの違いによる特徴や表現の差異に目を向けることから鑑賞の観点を学び、書の古典の鑑賞方法へと展開する実践例を紹介し研究協議を行い、授業方法やICT機器の活用方法などについても意見交換を行った。その後、豊口和士教科調査官に「新学習指導要領の趣旨を踏まえたこれからの書道教育」について講義いただき、質疑応答と2つの授業実践についても講評いただいた。
2日間の実習と講義を通して、新学習指導要領について理解を深めるとともに、書道教育の現状と課題や、新たな授業方法などについても活発に協議が行われ、今後の書道教育の充実に向けた有意義な研修を行うことが出来た。

 

 

実施スケジュール

時間 内容 研修形態(方法)
10日 徳川美術館での実習(鑑賞)と研究協議、講義
13:00~13:20 受付
13:20~13:30 開会あいさつ、事務連絡(日程等説明)
13:30~14:00 作品鑑賞①

「良寛の書」から、好きな作品を一点選ぼう

実習(鑑賞)
14:00~15:00 講話(吉川美穂先生)

「美術館での書の鑑賞と展示の工夫について」

講義
15:00~15:30 作品鑑賞②と解説 実習(鑑賞)と講義
15:30~15:40 休憩
15:40~16:30 鑑賞の方法と工夫についての研究討議 討議
24日 模擬授業と研究協議、講義
9:30 ~ 9:50 受付
9:50 ~10:00 事務連絡(日程等説明)
10:00~12:00 模擬授業(川瀬英幹先生)と研究協議

「活字フォントから文字を見るポイントに気づかせる」

講義
12:00~13:00 昼食
13:00~15:00 模擬授業(三浦拓眞先生)と研究協議

10日の徳川美術館の内容を受けて、鑑賞教育に関する授業

講義
15:00~15:10 休憩
15:10~16:10 豊口和士教科調査官による指導と講評、意見交換 講義
15:20~16:30 アンケート記入・事務連絡・閉会挨拶