日 程 | 令和元年7月31日(水)〜8月1日(木) | ||
会 場 | 東京藝術大学 奏楽堂、音楽学部1号館・2号館 講義室、ホールほか | ||
講 師 | 24名(アシスタントの人数: 64名) | 定 員 | 260名 |
受講者数 | 144名 |
昨年度まで文部科学省主催・東京藝術大学共催にて開催されてきた伝統音楽指導者研修会は、今年度より文化庁主催・全国芸術系大学コンソーシアム共催にて実施されることとなった。また、今年度より従来の「実技研修コース」に加え、「授業実践コース」が新設され、今年度の参加者は、小学校・中学校・高等学校・特別支援学校の教諭及び教育委員会の指導主事等 計144名であった。
「実技研修コース」は、実技を中心としたコースであり、受講者が、我が国の伝統音楽を授業で扱う上で必要となる知識や技能等を習得し、各地域で講師として指導・助言を行えるようになることを目的としたものである。今年度は、箏(山田流)、箏(生田流)、尺八(琴古流)、三味線(長唄三味線)、邦楽囃子(大鼓・小鼓・太鼓)、邦楽囃子(笛 篠笛)、伝統的な歌唱(長唄)、伝統的な歌唱(謡曲 観世流)の8つのコースに分かれて実施した。
研修は、楽器別のグループに分かれて行われ、受講者は楽曲を練習し習得する過程の中で、楽器の特徴や奏法、楽譜の読み方等を学んだ。また、2日目の午後には、研修会の成果発表として「演奏発表」が設けられ、実技研修コースの受講者全員が奏楽堂で研修の成果を発表した。
今年度より新設された「授業実践コース」は、受講者が、和楽器等(本年度は箏)の基本的な奏法などを学ぶとともに、学習指導要領に基づく理論について研修するコースであり、グループ協議等を通して指導計画を作成するなどして、各地域で授業づくりに関する指導・助言を行えるようになることを目的としたものである。研修内容は、我が国の伝統音楽を学ぶ意義等に関する理論研修、生田流箏曲を中心に奏法等を学ぶ実技研修、東京藝術大学在学生・卒業生による演奏の鑑賞、テーマに沿ってグループで協議し発表するテーマ別グループ協議から成り、受講生自身の授業の見直しと今後の授業改善に直結する内容とした。
実技研修コースと授業実践コースに共通する内容として、1日目の最後に「鑑賞研修」を設定した。東京藝術大学の教授・講師陣により5曲が演奏された。
研修の最後には、協議会を実施した。協議会は、例年に従い、参加希望者のみを対象に、校種別に分かれたグループにて行い、各グループで「今回の研修で学んだことの中で、今後の講師等としての活動や指導に生かしたいこと。また、そのための方法」というテーマにて協議を行った。
❶ 実技研修コース | ❷ 授業実践コース | ||
時間 | 内容 | 時間 | 内容 |
9:30〜10:00 | 受付 | 9:30〜10:00 | 受付 |
10:00〜11:00 | 開会式 | 10:00〜11:00 | 開会式 |
11:00〜12:30 | 実技研修① | 11:00〜12:30 | 理論研修 |
12:30〜13:30 | 昼食 | 12:30〜13:30 | 昼食 |
13:30〜15:30 | 実技研修② | 13:30〜15:30 | 実技研修① |
15:30〜15:50 | 休憩・移動 | 15:30〜15:50 | 休憩・移動 |
15:50〜17:00 | 鑑賞研修 | 15:50〜17:00 | 鑑賞研修 |
❶ 実技研修コース | ❷ 授業実践コース | ||
時間 | 内容 | 時間 | 内容 |
9:00〜 9:20 | 受付 | 9:00〜 9:20 | 受付 |
9:20〜11:45 | 実技研修③ | 9:20〜 9:45 | 鑑賞① |
9:45〜11:45 | テーマ別グループ協議 | ||
11:45〜12:30 | 昼食 | 11:45〜12:30 | 昼食 |
12:30〜13:30 | 実技研修④ | 12:30〜13:45 | 研修発表と指導講評 |
13:30〜15:30 | 演習発表 | 13:45〜14:00 | 休憩 |
14:00〜14:55 | 実技研修② | ||
14:55〜15:15 | 鑑賞② | ||
15:15〜15:30 | 休憩・移動 | ||
15:30〜15:50 | 閉会式 | 15:30〜15:50 | 閉会式 |
15:50〜16:30 | 協議会 | 15:50〜16:30 | 協議会 |