日程:令和3年12月9日(木)
講師:加藤 泰弘(東京学芸大学)、松原 直也(岐阜県立岐阜農林高等学校)
受講者数:40名(定員 40名)
書道教育におけるICTを効果的に活用した指導の工夫
-新しい教育課程と学習評価を踏まえて-
現職教員による、主体的・対話的で深い学びを実現するためにICTを効果的に活用した書道Ⅰの
「仮名の書」の創作の授業についての、事前解説、模擬授業、事後解説の視聴を行った。
視聴にあたっては、実感的に理解が深められるように、事前に資料として、「仮名の書」の
学習指導計画、ワークシート、事前解説PPT資料、事後解説PPT資料を配布した。
映像の視聴後、質疑応答を行い、授業内容等についての相互理解を図ったうえで、
以下のような内容の協議を行った。
・仮名の書における創作授業の単元構成
・主体的に学習に取り組めるようなワークシート
・ICTの効果的な活用
・指導と評価の一体化 等
豊口和士教科調査官の全体講評では、視聴した模擬授業内容、ICTの効果的な活用、
学習評価の考え方等について指導をいただいた。
■受講者からの感想(アンケートより抜粋)
・ICTの効果的な活用について理解が深まった。デジタルポートフォリオについて利点があることを学んだので取り入れていきたい。 ・ICTの効果的な活用とこれまでの手で書くことの良さや必要性も考えながら授業改善に取り組んでいきたい。 ・構想や工夫などの学習過程において、ICTを効果的に活用した学習方法を知ったので、自身の授業で活用していきたい。 ・研修を通して、芸術の授業を行う意義を考え直す良い機会となった。書道と社会との関わりについて伝えたいと思う。 ・ICTの活用は「手段」であって「目的」ではないということがよくわかった。 ・ICT機器を使うことで生徒間の交流がより活発になるという可能性を学んだ。 ・ICTの活用について漠然としていたが、今回の研修を通して、作品写真のデータ化、相互鑑賞の場面で効果的であることがわかり、授業がイメージできるようになった。 ・生徒が「見方・考え方」を自在に働かせることができるよう授業改善をしっかりと行っていきたい。 ・他県の授業の取り組みについて学んだり、自分の県以外の多くの先生方の意見を聞くことができたりし、とても有意義な研修となった。 ・オンラインではなく実地研修等を含めた研修ができるようになれば良いと考えます。地方の学校では本物を見る機会が少なく、実感的に体験できる研修を行えればありがたい。 |
時間 | 内容 | 研修形態(方法) |
13:00〜13:10 | オリエンテーション | |
13:10〜14:10 | ・講師による配信映像の事前説明。 ・映像(模擬授業の事前説明、模擬授業、事後説明)を配信。 |
事前説明と動画視聴 |
14:10〜14:40 | 質疑応答 | リアルタイムによる 質疑・応答 |
14:40〜14:50 | 休憩 | |
14:50〜16:00 | 協議 ・仮名の書における創作授業の単元構成 ・主体的に学習に取り組めるようなワークシート ・ICTの効果的な活用 ・指導と評価の一体化 等 |
リアルタイムによる 質疑・応答 |
16:00〜16:10 | 休憩 | |
16:10〜16:30 | 豊口調査官による全体講評 | 講義 |