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令和3年度 全国オンライン研修会レポート [テーマ別実践研修]
小学校図画工作:実施担当 東京造形大学

研修概要

日程:第1回  令和3年12月9日(木)、第2回  令和4年2月17日(木)
講師:宮崎 勇次郎(東京造形大学)前半・実技
講師:石賀 直之(東京造形大学)後半・理論
受講者数:第1回  23名、第2回  27名(定員 各30名)

テーマ

創造的に発想や構想する力を育むコラージュ技法の指導と
事例を通して学ぶ地域と連携した題材の展開

 

研修会の内容

前半は壁画制作を行なっている本学の宮崎准教授が自身の作品を紹介しながら、
壁画に描かれている多彩なモチーフがどのように発想されているか解説した。
その後、実技に入った。

◯実技の流れ
・アクリル絵の具を感覚的に着彩する
・身の回りにある雑誌や写真を好きなように貼り付ける
・貼られた写真を見ながら再度着彩する
・画面から生き物を見つけ、目玉をつける

 

 

 

 

 

◯実技が終了した後、石賀教職課程教授が学習指導要領で示されている
知識及び技能、思考判断表現、学びに向かう力とコラージュの実技が
どのように関連しているかについてスライドを示しながら解説した。

 

 

 

 

 

◯その後、宮崎准教授と石賀教授が関わった小学校の壁画プロジェクトの
様子を紹介し、地域連携の具体的アイデアについて5名のグループごとで
情報交換を行った。

 

 

 

 

 

 

■受講者からの感想(アンケートより抜粋)

・コラージュを通して、何気なく普段使っていた材料にも意味を持たせてくださったのが学びになった。コラージュは自分の感覚や直感を大切に進めていくことができる活動だと思った。実際の活動と学習指導要領の言葉を結びつけていただきながら説明いただけたのが非常にわかりやすかったです。

・今回学ばせていただいたコラージュについては、高校の芸術(美術)でも取り扱うことがあり、小、中、高それぞれの発達段階と、学習指導要領の内容を踏まえた幅広い実践が可能だと感じました。そして、得意不得意関係なく、自己成就感が味わえる題材でもあり、テーマ等を工夫することにより、さらに発展性のある題材だと感じました。

・子どもが持ち寄る身近なコラージュ素材が、その子自身を語るのだと思いました。

・普段知ることのできない他県の取り組みや、先生方の考えなど共有できてよかったです。各県の子供達と学びを広げるという取り組みも可能ではないかと思った。

 

 

実施スケジュール

時間 内容 研修形態(方法)
13:00〜13:10 研修前の操作確認・オリエンテーション リアルタイム
13:10〜13:30 作品紹介及びコラージュ技法に関する講習 リアルタイム
13:30〜14:20 実技制作 各自作業
14:20〜14:40 活動の共有及び振り返り リアルタイム
14:40〜14:50 休憩
14:50〜15:00 前半の実技における学習指導要領との関連に関する講義 リアルタイム
15:00〜15:20 前半の実技における地域連携に関する事例紹介 リアルタイム
15:20〜15:50 図画工作と地域連携の可能性に関する情報交換 グループワーク
15:50〜16:00 まとめ リアルタイム
16:00〜16:10 休憩・準備
16:10〜16:30 全体講評 リアルタイム