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令和4年度 全国研修会レポート [テーマ別実践研修]
中学校美術科・高等学校芸術科美術 [中高美1]:実施担当 東京造形大学

研修概要

日程:令和4年12月15日(木)
講師:中林鉄太郎(東京造形大学)、山田 猛(東京造形大学)
受講者数:16名(定員20名)

テーマ

言語活動からイメージや形へ:
デザイン的思考プロセスの深化

 

研修会の内容

 

   レクチャー 1 

「言語活動を通した発想から構想へ」(インダストリアルデザイン専攻教授:中林)に関する配布資料及びスライドや動画提示によるレクチャー。

  演習 1: 言語活動から発想へ 「問いからコトバを作成する」

講師が用意したグループごとに違う課題のための短文と条件のカードを引き、それぞれのメンバーで課題の問いから、付箋書き込みやブレーンストーミングを繰り返し、コトバを生み出していきながら発想を広げる。
*課題 一例 (機能性とコトバ)水平面または垂直面に安定して設置でいるカタチ

  演習 2: 発想から構想へのプロセス「コトバからイメージを構想

コトバのイメージを組み合わせながら、短文を作ることで課題の構想を練っていく。広げた発想を収束する。完成した短文は、グループごとに発表し合い、全体で共有。

  演習 3: 発想から構想のバランス・学習評価「イメージからカタチを発見」

収束したコトバから、さらに発想を広げつつ各々がカタチを生んでいく。それらを基にしつつ試行錯誤や議論を繰り返しつつ、課題のカタチを練り上げていく。

グループごとの発表/まとめ

   レクチャー 2 

言語活動・発想や構想の教育現場への応用(教職課程教授:山田)

 

  演習 4: 発想から構想へのプロセス 右脳と左脳の往還と、
コトバによるスパイラル的発想・構想の高まりから形へ

各現場で抱える課題を出し合い、それらの中から抽出をしつつ、コンセプト、ソリューションに向かうデザインを思考する。

参加者は、中高それぞれのグループに分かれ活発な議論を交わしながら、全国各地から参集した各々の現場の違い等を共有しながら、前半部分は美大生としてインダストリアルデザイン専攻の授業を受け、普段の学校現場とは違う非日常感を味わいながら、学生に戻った感覚で積極的に活動に参加した。

後半は、教員としてそれぞれの現場が抱える課題を共有し、そのソリューションに向けてのコンセプトや、社会や世界に繋がる視点でのデザイン的思考や人生のデザインについて教育現場に落とし込むためのヒントを得てくれたものと期待する。

 

実施スケジュール

時間 内容 研修形態(方法)
9:30〜11:45 開講式、全体研修、理論研修(教科別:文化庁による進行) オンライン
13:00〜13:05 オリエンテーション等 参集
13:05〜13:35 レクチャー① 言語活動を通した発想から構想へ 参集
13:35〜13:55 演習① 言語活動から発想へ 参集
13:55〜14:15 演習② 発想から構想へのプロセス 参集
14:15〜14:30 演習③ 発想から構想のバランス・学習評価 参集
14:30〜14:45 レクチャー② 言語活動・発想や構想の教育現場への応用 参集
14:45〜15:40 演習④ 発想から構想へのプロセス 参集
15:40~16:00 全体共有 参集
16:20~16:40 全体講評(教科別:文化庁による進行) オンライン