日程:令和4年12月15日(木)
講師:山口友寛(京都市立芸術大学)
受講者数:14名(定員30名)
創作の活動におけるICT活用
音楽制作は、音楽経験や音楽理論に関する知識がある程度必要と考えられていることから、一般的に難易度が高く捉えられています。本講座では、「専門知識のない中学生や高校生でも取り組むことができる」という視点で、ICTを活用した音楽制作を紹介しました。
今回は、iPadに付属するApple社提供のアプリケーション「Garage Band」及びその内部機能「LIVE LOOPS」を用い、受講生は実際の授業でも活用できる音楽制作を体験しました。
なお、当日配布した教材は、後日の振り返りや授業実施時にも活用できるよう、留意して作成しました。
● 講義「『Garage Band』とその内部機能の『LIVE LOOPS』機能の基本操作」
使用する「Garage Band」の基本的な説明を行うとともに、アプリ画面に表示されている各アイコンの紹介や音楽の再生・停止方法、フレーズの編集方法などについて説明しました。
● 制作実践
「LIVE LOOPS」に入っている基本音源を活用し、受講生に音楽制作を体感してもらい、理解を深めました。また、音を変調させる機能を利用した追加加工方法や、完成した音楽作品の活用例のほか、音楽の性質を利用した音楽制作テクニック等、以下のような発展的な内容についても紹介しました。
・「音楽素材」の組み合わせ方について
・制作作品のレコーディング
・エフェクト加工
・1つの音声ファイルとして完成品の書き出し
・完成した楽曲の活用について
今回使用した会場では音出しに制限があり、参加者がお互いの作品をそれぞれ聞いて意見をいうようなことができませんでした。そのため、制作した作品についてや制作の過程で感じた疑問等について、講師及び補助者が逐次質問等に答える形で講義を進めました。
時間 | 内容 | 研修形態(方法) |
9:30~11:45 | 開講式、全体研修、理論研修(教科別:文化庁による進行) | オンライン |
13:00〜13:25 | 研修前の操作確認・オリエンテーション・研修内容の概要説明① | 参集 |
13:25〜13:45 | GarageBandと「LIVE LOOPS」機能の基本操作② | 参集 |
13:45〜14:40 | 制作実践:「音楽素材」の組み合わせ方について③ | 参集 |
14:40〜14:50 | 休憩 | 参集 |
14:50〜15:10 | 制作実践:制作作品のレコーディング④ | 参集 |
15:10〜15:40 | 制作実践:エフェクト加工⑤ | 参集 |
15:40〜15:50 | 1つの音声ファイルとして完成品の書き出し⑥ | 参集 |
15:50〜16:00 | 参加者からの質問と情報交換⑦ | 参集 |
16:20~16:40 | 全体講評(教科別:文化庁による進行) | オンライン |