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令和5年度 全国研修会レポート [テーマ別実践研修]
高等学校芸術科書道 [高書2]:実施担当 福岡教育大学

研修概要

日程:令和6年2月15日(木)
講師:和田圭壮(福岡教育大学)・ 福元隆寛(福岡県立苅田工業高等学校)
受講者数:31名(定員40名)

テーマ

学習評価につながる指導及びワークシート上の工夫と、
主体的に学習に取り組む態度の評価

 

研修会の内容

テーマを「学習評価につながる指導及びワークシートの工夫と、主体的に学習に取り組む態度の評価」として、その実現に向けた授業提案と参加者による協議、教科調査官による指導・講評を通して、新学習指導要領の趣旨と高等学校芸術科書道の指導内容についての理解を深めるとともに、「指導と評価の一体化」のための学習評価、特に主体的に学習に取り組む態度の評価への理解を深めることを目的として行った。

 

授業提案は、現職教員(福岡県立苅田工業高等学校福元教諭)による、単元「行書の創作」においての実践報告であった。
まず、11時からの授業実践報告①では、解説①として、テーマについての説明、そして、解説②として、本単元「行書の創作」の授業概要と授業で使用されたパワーポイント資料の説明が行われた。
13時からの授業実践報告②では、解説③として、ワークシート資料をもとに、本単元における指導と評価の計画において工夫されたことと、特に、主体的に学習に取り組む態度の評価について、ワークシートで工夫されたこと、及びその評価の具体例が提示された。
14時30分からの授業実践報告③では、本単元の学習指導案及び、ワークシートとICT機器を活用した実践の説明に加え、豊口調査官によって、指導と評価の一体化により求められている学習指導案の考え方や書き方についての補足説明が行われた。

質問、協議では、参加者から、まず評価について、構想における鉛筆等でのデッサンによる草稿の捉え方、考え方について、また、主体的な学習に取り組む態度の評価をワークシートの記述と授業観察によって見取る、その配分のバランスについて、さらに、授業内での制作に要する時間数とワークシートによる記述に要する時間数の配分のバランスについてなど、8件の質問があった。
授業者からの回答とともに、教科調査官からも指導と助言をいただき、指導と評価のあり方、ICT機器の効果的な活用についての理解を深めた。

最後に、改めて教科調査官から、新学習指導要領の趣旨や指導と評価について理解を深めるとともに、働き改革とICT機器の効果的な活用や指導方法等の工夫と改善に取り組む上で必要となる資質・能力を養うための指導について講評をいただき、全日程を終了した。

 

 

実施スケジュール

時間 内容 研修形態(方法)
9:30〜9:45 開講式 オンライン
9:45〜10:45 理論研修 オンライン
11:00〜12:00 オリエンテーション
現職教員による授業実践報告①
質疑応答
オンライン
12:00〜13:00 休憩 オンライン
13:00〜14:30 現職教員による授業実践報告②
質疑応答
オンライン
14:30〜14:40 休憩 オンライン
14:40〜16:15 現職教員による授業実践報告③
質疑応答と研究協議
オンライン
16:15〜16:30 休憩 オンライン
16:30〜16:50 教科調査官による全体講評 オンライン
16:50〜17:00 閉講式 オンライン