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令和元年度 地区ブロック研修会レポート(近畿地区)高校芸術科書道(実施担当:大阪教育大学)

研修概要

日程:令和元年12月9日(月)~12月10日(火)
会場:大阪教育大学 柏原キャンパス F-209
講師:布澤芳人(大阪府立柏原東高等学校)、豊口和士(教科調査官)、瀨川賢一(大阪教育大学・司会)(アシスタントの人数:2名)
受講者数:6名(定員20名)

研修会の内容

3府県の教諭等合計6名の高等学校芸術科(書道)の担当教員等が参加し2日間研修会を実施した。

12月9日<第1日目>

開会のあいさつでは、本研修会の目的の説明があり、豊口教科調査官のご紹介後、布澤先生による模擬授業が行われた。模擬授業では、実際に半紙に筆で点と線を自由に書き、お互いの作品を鑑賞した。他人の作品を鑑賞し新たなインスピレーションを得て、芸術のおもしろさを体感することが、見方・考え方を養っていくことになる。その結果、芸術で養う見方・考え方が日常にもつながっていくため、ひとりひとりの見方・考え方を発揮できるよう個々に指導することが必要であると講義いただいた。模擬授業についての質疑応答後、豊口教科調査官から、子どもたちが自分たちで使える知識(真の知識)が必要であり、書道を通してどんな能力を身につけさせたいのか、資質・能力の効果を考えるためにも、新しい学習指導要領の趣旨をきちんと理解することが重要だと講評をいただいた。

12月10日<第2日目>

午前中は、豊口教科調査官に「新学習指導要領の趣旨を踏まえたこれからの書道教育」について講義いただいた。午後からは漢字かな交じりの作品づくりを行い、お互いの作品を評価することで、評価方法や評価を行うポイントについて討議した。また、学習指導要領の改訂に伴い、今後の授業にどう反映させるか、具体的にどのような授業をしたらよいかといった意見交換を行った。

2日間の実習と講義を通して、これまでの書道の授業を振り返りながら新しい指導要領について理解を深めることができ、学んだことを今後の授業に発展させることができる非常に実りのある研修を行うことが出来た。

開会あいさつ
瀨川先生
豊口先生
布澤先生
模擬授業の様子 模擬授業の様子
模擬授業の様子 講話の様子
作品制作の様子 作品制作の様子
評価方法について 評価方法について
質疑応答の様子

実施スケジュール

12月9日<第1日目>

時間 内容 研修形態(方法)
13:20~ 開会あいさつ、講師紹介
13:35~ 模擬授業(布澤先生) 対話・体験型
14:50~ 休憩
15:15~ 質疑応答
16:05~ 講評・解説(豊口先生)
16:30~ まとめ
16:35 終了

 

12月10日<第2日目>

時間 内容 研修形態(方法)
10:00~ 講話(豊口先生)

「新学習指導要領の趣旨と改善点」

座学・講義型
12:05~ 昼食休憩
13:15~ 事務連絡
13:20~ 作品制作 対話・体験型
14:15~ 作品に対する評価方法について
14:45~ 休憩
15:00~ 討論―学習指導要領の改訂に伴って―
16:15~ 閉会あいさつ
16:20~ アンケート記入
16:25~ 質疑応答
16:30 終了