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令和元年度 地区ブロック研修会レポート(東海・北陸地区)中学校美術・高校芸術科美術(実施担当:常葉大学 造形学部)

実施概要

日程:令和 元年 12月 26日木曜日
会場:常葉大学 静岡草薙キャンパス
講師:合津正之助、山本浩二、キム・ミンジ、垂見幸哉(アシスタントの人数:6名)
受講者数:14名(定員50名)

実施内容

研修全体を把握し、課題意識をもって目的やめあてを明確にするための研修概要説明およびタイムテーブル等の説明を行った。研修②と③は、ワークショップを伴う演習であるため、受講生を2グループに分け、少人数による参加・対話型研修として実施した。研修のまとめとしての討議は、ワールド・カフェ方式を活用し、研修での学びを「鉛筆でできること」と題してディスカッションを実施、全員が意見を発表し、全ての意見や考えを共有することができた。

研修①:美術科における指導方法を「指導計画及び教材・授業準備」、「授業運営と活動支援及び評価」、「表現領域における各活動と授業」、「鑑賞授業と〔共通事項〕」、「材料や用具の取り扱いに関わる事項とICT教材の活用」等の視点から授業力向上を目指す授業ポリッシュ力(スキル)について、パワーポイントを使い解説した。指導方法のポイントを具体的な場面へ置換し、指導方法の活用と定着を図る試みにより、授業力の向上へと受講生自身が展開できる研修を行った。

研修②:自分の考えやアイディアを具体的に提示するスキルとしてのスケッチ力を、受講生が任意に選択した描画材料で実際に描くことにより身に付けるワークショップを行った。見たものやモチーフを描くのではなく、テーマに沿ってイメージしたものを具現化するための題材や物語の一文からイメージする方法など、実践例を伴いながらパワーポイントにより提示し、漫画やアニメ、イラスト等の手法を活用した描画方法を紹介し、実践を通して学ぶプログラムを行った。

研修③:一般的な学校における施設・備品等で実践できる映像授業を提案し、簡単な方法により実践するプログラムを行った。iPadのカメラとフリーアプリを活用して映像の撮影から編集及びプロジェクション制作を、何枚かの静止画をコマ撮りし、連続して再生することによるアニメーションの手法を使い実際に映像作品を制作した。映像という新たな教材と学習活動について理解すると共に実践力を育んだ。学習成果発表及び鑑賞教育の一環として、映像作品を投映し、〔共通事項〕としての一面も実際に展開した。

○資料:研修風景

研修概要の説明および研修①
研修②
研修③
まとめと討議

 

 

実施スケジュール

時間 内容 研修形態(方法)
10:00〜10:15 研修の概要と目的について 講 義
10:15〜11:30 研修①「美術科のおける授業ポリッシュ力について」

(具体例を含む講義)

講 義
11:30〜12:30 昼休み
12:30〜14:00 研修②「プログラミング的思考を役立たせるアイディアスケッチ力ワークショップ」Aグループ

研修③「タブレットとプロジェクションを活用した映像授業のワークショップ」Bグループ

演 習
14:00〜14:10 休 憩
14:10〜15:40 研修②「プログラミング的思考を役立たせるアイディアスケッチ力ワークショップ」Bグループ

研修③「タブレットとプロジェクションを活用した映像授業のワークショップ」Aグループ

演 習
15:40〜15:50 休 憩
15:50〜16:30 ワールド・カフェ方式による研修のまとめと討議

(理論と実践の融合を目指して)

演 習
16:30〜 情報交換会(希望者のみ)